マハーカッサパ(大迦葉、摩訶迦葉)は、ブッダの十大弟子の一人です。清廉潔白で非常な厳格さを持った聖者として知られています。特に『頭陀行』の実践者として厳しい修行と禁欲的な生活を送リました。ブッダからは『頭陀第一』と称えられています。
マハーカッサパは、身の回りの物質的なものに依存せず、厳しい自然環境の中でも心を乱すことなく、ブッダが説く理想を追求し続けました。
さらにブッダ亡き後にマハーカッサパは、『第一結集』と呼ばれるブッダの教えと戒律を編纂する会議を主催し、仏法を正しく後世に伝える歴史的にも重要な役割を果たしました。その後もブッダの後継者として仏教教団を統率しました。